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228事件責任帰属研究報告

CONTENTS

編集者のことば

序文

新書発表および座談会挨拶

第1 章 責任明確化は社会正義実現への第一歩

第2 章 事件の発生と台湾が被った痛手

第3 章 南京政策決定階級の責任

第4 章 台湾の軍政階級の責任

第5 章 事件に関係したその他の人々の責任

第6 章 228 事件虐殺行為の刑事責任

第7 章 結論

序文
陳錦煌

 

228 事件の真相と責任所在の追求は、228 受難者と家 族全員が長期にわたって追求してきた目標であり、私が 228 事件記念基金会理事長に就任して以来、一貫して積極 的に推進しているものでもあります。2003 年9 月、第87 回理事会において「228 事件真相研究グループ」が創立さ れ、執行長である李旺台氏がメンバーとして提出した名 簿には、張炎憲、黄秀政、薛化元、陳儀深といった学者 理事のほか、受難者と家族代表として鍾逸人、李栄昌、 そして李旺台執行長の計7 人が含まれ、張炎憲理事を招 集責任者に推すものでした。第88 回理事会では、李執行 長から研究計画が提出・報告され、行政院が1992 年に発 表した「228 事件研究報告」との重複を避ける為、名称を 「228 事件責任帰属研究報告」と決定しました。更に編纂 の方向性として、(1)228 事件における中央及び地方政府 の政策及びその実行に関する整理、(2)歴史、政治及び 法的責任の探求、(3)鍵となった人物の役割分析、を含 むこととなりました。

 

本計画の研究大綱は黄秀政理事の立案によるもの で、メンバーの数度にわたる討論を経て案を決定しまし た。同時に、執筆陣容の強化のため、別に李筱峰、陳翠 蓮、何義麟、陳志龍、黄茂栄といった優れた歴史、法律 学者に共同参画を依頼しました。真相研究グループ創立以来、会議は毎月1 ~ 2 回開催されました。日中は皆公 務で多忙のため、通常は退社後の夕刻に開かれました。 メンバーは労を厭わず、休息を犠牲にしながらも、熱心 に討論へ参加し、絶えず資料の拡充、更新を図り、報告 内容を一層詳細なものにしてきました。結果は正に感服 に値するもので、私個人、深い敬服の念を禁じ得ません。 討論の過程において、受難者と家族の協力があり、各種 資料が適時提供されたこともあり、内容を更に史実へと 近づけ、一層充実したものにすることができたのです。

 

事件真相の探求と責任所在に関する明確な整理は、 事件の傷跡を取り除く為には必ず経なくてはならない過 程です。また、族群(エスニック・グループ)間の衝突 の緩和、相互不信の解消という目標へ向けての道筋でも あります。事件を忘却する、或いは中途半端に語り継ぐ という選択は、国民が理性的かつ誠実に事件と直面する 助けになり得えないばかりか、過去を乗り越え、和解共 生と族群融合という最終目標を達成することを不可能に してしまいます。私は本書の出版が、この目標達成の助 けとなることを心から願っております。

 

(228 事件責任帰属研究報告新書発表会董事長陳錦煌演説)

 

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